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町家としごと見学会
長浜らしいすてきな町家としごとを巡る見学会です。
路地沿いに職人たちやモノづくりの雰囲気ただよう三ツ矢町。
湖北の伝統素材を用いた古くてあたらしいファッションが、
広く深く追求され、
世界中に発信される拠点となっている町家があります。
主人(あるじ)はファッションデザイナー。
浜ちりめんに魅了されて長浜に移り住まれたのが、
今からおよそ25年まえとのこと。
デザイナーとしての道を拓くべく奮闘されるなか、
お仕事仲間との縁で出会ったこの2軒長屋。
長らく建具屋の倉庫として使用されてきたというその当時は、
泥と埃にまみれて時間の止まったような佇まいであった一方、
鈍く光る木の柱や天井、
それにざらっとした土壁の年月を経た質感に一目で惚れ込んだそうです。
友人たちにはやめたほうがいいと言われても気持ちは変わらず、
信頼できる建築家に建物の構造や各部の状況を確認してもらい、
満を持して購入されました。
すべての床を外して床下から丁寧に仕上げなおしながらも、
木や土でできた各部の天然素材をそのままに見せて、
風通しの良い間取りを第一にするなど、
古き良き建物本来の持ち味も最大限に引き出されました。
一番のこだわりは、厚さ30mmの杉無垢材の床。
1階の3間をひと続きにした奥行きのある空間の
足もとをグッと引き締めています。
1階の中心には友人の作家さんによる
モミの木を使った大きなテーブルが据えられていて、
ここはアトリエ・オフィスでもあり、
ミーティングが行われるスペースでもあり、
親しいお友達を料理でもてなす楽しいスペースでもあるそう。
2階は悠々としたベッドルームと、
たっぷりのクローゼットいっぱいに
反物や衣装が収められていました。
明るい窓の向こうには居心地の良いウッドデッキと、
すっきりと手入れされた庭がつながっています。
古さも新しさも、和も洋も、
何もかも垣根のない雰囲気はまるでこの家の主人の人柄そのもの。
ご家族の近くでの生活を築かれるために、
このお家は近く売却したいとのこと。
工房にも、アトリエにも、オフィスにも、
もちろん住まいにも申し分のないところです。
長年大切にされてきたからこそのこの雰囲気を、
気に入って引き継いでくださる方との出会いを待っています。
軒を連ねる町家の深い庇が
石畳にくっきりと影をおとす大通寺門前。
白壁に格子戸、中庭に土蔵と、
クラシカルな長浜町家の典型のようなお宅で、
丁寧な暮らしをいとなみながら、
そんな暮らしをささやかに彩る生活雑貨店と
オフィスと住まいを兼ねた1軒があります。
主人(あるじ)は夫婦と黒猫。
ひっそりとした奥の座敷。
中庭から柔らかい光が入り、
夏には静かな風が吹き抜けます。
賑やかな通りのすぐ隣にこの静けさがあるのは
「間口が狭く奥行きが長い」伝統的な町家の、
奥に連なる空間ならではのもの。
5年前に引き継いだときから、
この風情をなくさないようにと何度も何度も手を入れながら、
生業の場、生活の場として、
さまざまに使いこなしておられます。
通りに面した店の間は、
太い梁やねずみ色に輝く三和土があらわれた商家の風情たっぷり。
そこに、
店主が各地の作家たちを訪ねて選んできた
色とりどりの生活雑貨が並びます。
年月を経た空間と、
丁寧につくり出された品物の調和は、
わたしたちが大切にしていきたいこれからの暮らしを
静かに語りかけてくれます。
店の間からつづく中の間と奥の間は、
畳→板床→また畳、
仕事場→居間→また仕事場と、
試行錯誤の末にいまのスタイルになったそう。
もとの収納部分の広がりをデスクスペースとして、
程よい囲われ方と来客とのつながりを両立されています。
小窓やトップライトを組み合わせて光を取り込んだキッチン。
この家の主人たちならではの生活道具たちがやさしく並んでいます。
ライフステージの変化に伴う転居のために、
このお家を住み継がれる方を探しておられます。
二人暮らしでは使わない部屋もあるくらいの十分な広さ、
便利なまちなか、往来のある店舗立地など、
町家暮らしを志すご家族の
店舗やオフィスを兼ねた住まいにおすすめです。
元浜町の人気シェアハウスに空室が出るため、
新メンバーを募集します。
オープンから3年半ほどが経ち、
明治4年築の旧家の新たな装いも板についてきました。
ご応募いただいた方々と、
私どもスタッフやすでにお住いの方々との間で、
面接やご相談をしながら
仲良く住んでくださる方に加わっていただけたらと思っています。
当日は1階のシェアスペースと、
空室1室を見学していただくことができます。
今回、あらたに売却のご相談をいただいている町家もご案内します。
長浜駅近くの好立地。
改修の手はほとんど加えられておらず、
昭和の時代の雰囲気をそのままにとどめた一軒。
コンパクトで中庭もあって室内は明るく、
ここからさまざまなイメージを描くことができます。
なかなか出てこない良町家の現地案内の機会となります。
今後問い合わせが多くなるかと思いますので、
お考えの方はぜひご参加ください。
2018年3月21日(祝水)
12:30 「湖北の暮らし案内所 どんどん」集合(元浜町15-10)
13:00 1軒目訪問(お話と見学で1時間)
14:30 2軒目訪問(お話と見学で1時間)
15:45 3軒目、シェアハウス見学(30分)
16:30 4軒目、片原町の町家見学(30分)
17:00 解散(札の辻付近)
※ 事前申込み可能。
長浜まちづくり株式会社 0749-65-3935
または
当サイトから「お問い合わせフォーム」より。
ぜひのご参加お待ちしております!